最近、非接触型の赤外線体温計を子どもに使用する機会が多くなっています。
当院で調査した結果、脇の下に電子体温計をはさんで測定した体温と額部に赤外線体温計を当てて測定した体温が大きく異なることが分かりました。
発熱があっても、赤外線体温計は37.0度以下の測定値を示しますので、注意してください。

発熱があるか否かを知りたい場合は、額部で測定する赤外線体温計は使用しないでください。
脇の下(腋窩部)で電子体温計をはさんで測定することをお勧めします。

機器の精度は問題ないですが、額部の皮膚温度で発熱の有無は判別できません。